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このブログの mediologic という名称について、今まで書いたことがなかったので。
実はこのタイトルは、フランスの思想家・哲学者である、Regis Debray レジス・ドブレの提唱した、 mediologie メディオロジーという思想からとったもの。
※ちなみにこの学問研究の公式サイトはコチラ。
ある研究者によれば
「メディオロジーとは、人間の象徴活動が媒介をつうじて他者に伝達し影響を与え行動に至る過程――つまり思想が力となり出来事となる過程――を、媒介(メディア)の物質的・技術的・組織的条件を記述することによって分析することをめざす学際的な企図を持つ学問である。」(上述のリンク)
ごくごく大雑把にいってしまえば、
・単なる「メディア」に関する研究ではなく、人間の思考がいかにして、何に媒介されて伝達され、そして行動に影響を与えるのか、についての学問である。
・また、「コミュニケーション」を空間の間を飛び交う情報として定義し、メディオロジーでは、それよりも「トランスミッション」という、つながった時間の中で思想や権力などがどのように出来事として展開されていくのかという点を分析する。
というもの。
非常にややこしい学問領域です。
しかしながら、
ある人間の考えが、
なぜその媒介を用いて伝えられ、
その媒介の結果、どのような影響を及ぼし、
そして出来事を生み出すのか。
という非常に面白い視点を与えてくれる学問であることは確かです。
もしご興味のある方がいましたら、以下をお読みになることをオススメします。
しかしフランス語の日本語訳含め、難解ではあるので、ざっと読んで全体像をつかむ、、、という程度がよいでしょう。
Googleによる「メディオロジー」の検索結果はコチラ。
投稿情報: 09:14 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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6つの条件。
simplicity シンプルであること
unexpectedness 想像できないようなことであること
concreteness 具体的であること
credibility 信頼できるものであること
それに加えて、
emotions 感情に訴えかけるもので、
stories ストーリーがあること.
↑の頭文字を全部並べると、succes になります。うまい!
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投稿情報: 03:49 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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■Six Steps to Developing Your Public Relations and Media Plan
PRプラン・メディアプランを作る際の6つのステップ。
元ネタは、PR向けの作りになっているが、広告・マーケティングにおいても同じこと。
Step 1:
まずはパブリシティとメディアプランについて、目的を定義し、書き出す。
Step 2:
その目的を達成した際のゴールを設定する。このゴールは特定でき、測定でき、結果重視で、時間設定もちゃんとできるゴールであることが重要である。ここで設定されたゴールはあなたのビジネス、マーケティング、営業活動のすべての目的につながるものでもある。
Step 3:
次にあなたが狙うターゲットオーディエンスがどのように構成されているかを調べる。今回のキャンペーンではいったい誰にリーチしたいのか? キーメッセージはどのようなものにしたいのか?
Step 4: PRキャンペーンのスケジュールを作成。そのPRプランとほかのマーケティング活動・営業活動と密接にかかわりあうシナジーを創出するようにすること。
Step 5:
次にアタックプランを作成。どのようなコミュニケーションビークルを使って、どのようなメッセージを人々に伝えたいのか?次の3つから選んでみる⇒例:Press releases/Articles/Customer Success Stories/Letters to the Editor/Press Conferences/Interview or Media Tours/Radio/Television or Press Interviews/Seminars or Speaking Engagements/Event Sponsorships)
Step 6:
PRキャンペーンの結果として適切な測定を行うこと。それぞれのキャンペーンは、一段落したら、結果をレビューすべし。最初に設定した目的とゴールは達成できたか? 最初のプランを見直すべきか? もしそうなら、どうやって? そしてななぜそのようになったのか?
投稿情報: 03:48 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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■広告工学 - News and Insight of Ad Technology | YouTubeで削除された動画のリスト、YouTomb
おもしろいやん。。。
しかもこれ、MITの学生のプロジェクトだという。
投稿情報: 16:57 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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■「PV は伸びるものだという常識が通用しなくなっている」(Intenet.com)
■リッチコンテンツ普及でネット滞在時間が増加、PV数は減少傾向に(Watch)
「PVは伸びるものだと言う常識が通用しなくなっている」ということについては次のように考えられる。
全体的にいえるのは、
1.リッチメディア環境によって動画やフラッシュ対応ページでの、ページあたりの滞在時間が長くなり、結果として複数ページへの回覧が少なくなり、PV数が減少する。
2.AJAX型のサイトが増えることで、1ページ内でユーザー行動が完結することにもなるので、そもそも複数ページを回覧する必要性がなくなり、PV数が減少する。
ということ。
また、これ以外に各上位およびミドルクラスのサイトが経験しつつある状況として、
3.検索行動が普及することで、ロングテール上の小さなサイト/個人サイトに飛び、利用する人が増えている。結果として上位・ミドルクラスのサイトのPV数が相対的に減少する。
というものか。
※ちなみに会社の同僚がこういう記事を送ってきてくれました。この写真、最高じゃないですか?
投稿情報: 16:42 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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■県域ラジオ全国初 『エフエム九州』経営破たん 後発の悲哀 広告不振響く :東京新聞(TOKYO Web)
地方局の経営状況はどこも厳しいらしい。
地方テレビ局も同様だろうが、地元企業との結びつきがなければ広告営業もままならない状況を打破することはできるのか。
投稿情報: 16:22 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (1)
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東京国立博物館で開かれている「国宝薬師寺展」に関連したNHKの番組「迷宮美術館」の特集を見ていて。
■“仏像”ができたのは意外に遅い。
もともと釈迦(ゴータマ・シッダッタ)入滅(紀元前383年?)後500年ほど、古代インドでは仏像というものはなく、“仏足石”にて表されていた(なので古い仏教美術・壁画・石彫に釈迦の姿は見当たらない。仏足だけが描かれている)。日本で一番古いものは奈良薬師寺のもの。その後、1-2世紀のガンダーラ文化にて、ギリシャの影響をうけて仏像ができるようになる。それがインド・中国・韓国・東南アジア・日本につながる。
■菩薩像と如来像それぞれの特徴
菩薩像は出家前の釈迦を表現している。釈迦は王子だったため、菩薩にはそれが反映されたアクセサリが多いのが特徴。
如来像は、悟りを開いたあとの釈迦を表現しているので、簡素。
■菩薩像に見られる、美しさの表現。
菩薩像によく見られる、首、胴、腿の身体を三つに曲げた描写は「トリバンガ(三屈法・三曲法)」と呼ばれる動きのある美しさを際立たせる手法。アジャンタの石窟の壁画でもっとも有名な「蓮華手菩薩像」などにも見られる。
薬師寺の薬師三尊像の場合、薬師如来像を中心に右に日光菩薩、左に月光菩薩を配置しているが左右の菩薩の対照的なトリバンガが動を表現している一方、薬師如来は落ち着いた静を表現している。
投稿情報: 15:57 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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■CPMで捉える広告効果の感覚 - livedoor ディレクター Blog(ブログ)
色んな広告フォーマット、課金モデルを、CPMで換算すればわかりやすい、という話。
この2年ぐらい、ずっと言い続けてきたけれど、ようやく他にも気づく人がでてきたか。
カワサキくんもチェック済み(笑)
Google の AdWords の検索連動型広告の順位がどういう指標なのか、とか、なんでコンテンツターゲットのCPCモデルとプレイスメントターゲットのCPMモデルが並存してオークションができるのか、とか、その辺全部ほとんどCPMモデルなのに、意外と理解されてないし。まだまだ。
あと、CPMを中心に物事を考えると、従来のバナーと検索連動型広告の比較とかも容易にできるし、加えてマスメディアとかとの比較もできるんだけど。
CPM感覚を身につけると、複数メディア/複数フォーマットの広告効果がわかりやすくなるので、マーケッターや代理店マンはちゃんと理解をしておくべきだ。
投稿情報: 08:28 | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
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