■フォトレポート:マイクロソフト、Windows 7の広告プログラムを提供開始:ニュース - CNET Japan
マイクロソフトが Windows7“上”での広告プログラムの販売を開始した、という、一見したら「へ?」というニュース。
実態は、Windows7ユーザーに対し、デスクトップ上の壁紙などを提供できますよ、という「Windows Personalization Gallery」。
Personalizationはあくまでもユーザーにとっての「選択肢」なので、ギャラリーの中に入った広告がすなわち広告主の意図どおりに選ばれることが確約されるわけではない。しかしながら、ギャラリーで壁紙を選んでる途中にビジュアルが目にされたり(exposure/attention)、そのビジュアルが壁紙に選ばれたり(engagement)という「機会」を得ることができる。
実はこれTVCMでも同じで、あくまでもTVCMも「枠」を購入しているだけであって、その前に人がいるかどうかの確約はされない。ただTVの場合は視聴者の数が非常に大きいと想定されるので、「見られる」可能性が非常に大きいので、機会が大きいということなだけなんだけれど。
さて、タイトルにも書いたように、PC上のデスクトップはまだまだ広告、というか、ブランディングの可能性は非常に大きい領域。しかしながらあくまでもユーザーイニシアティブな分野であるので、ユーザーの選択肢下にある広告ビジネスとなるので、難しい分野でもあるけれども、一方でブラウザが起動されているとき”のみ”表示される一般的なインターネット広告と比べて、エンゲージメントを獲得するには有効な”広告スペース”であることは間違いない(もちろん選ばれるための努力が大事なんだけどね!)
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