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Amazon、映像配信サービススタート予定

■Amazon Readies Launch of Ad-Free Video Download Service (Advertising Age)

いやあああああああああ、ついに来ましたね。

広告無し、月額いくらの subscription型サービスで、独自アプリケーション（プレイヤー）での配信を行う、動画配信サービスですよ。こりゃすごい。

Amazonのリコメンデーション・エンジンが働いて、動画に対して、適切な（Amazon内で購入できる）商品が提示される、or、適切な広告が配信される、というサービスかと思いきや、Netflix のようなサービスっぽい（日本でいうと「ぽすれん」のとかのネット版）。あと、月額いくらというサービスということでいえば「スカパー！」とかケーブルテレビも近いかもね。

これ、日本でサービス始まったら、いくら無料だといえ、GyaOは大変なことになるな。金払って、そこそこいいコンテンツを暇つぶしに見るほうが絶対よい。

あと、レンタル大手もどうなるかな。
彼らがＶＯＤをやらないのは、売上の３割以上とも言われる延滞料収入があるから。ＶＯＤになったら、延滞って概念自体がなくなるので売上が減になるということで。

でもだからといってやらなかったら他社がやってマーケットを取っていくのは確実。

というのも Amazonだから、「あなたはこないだこれ観ましたよね。それを観た人はこれも観てます、いかがですか？」って機能が入るんだろうなあ。そしたら、今 Amazon で本買って、山積みになるように、どんどん映像コンテンツを観てしまうようになる。そして他社の動画配信が太刀打ちできないぐらいの stickiness を獲得する．．．とかかな？

ああ、ニュー・ビジネス戦国時代。

夏の夜向け携帯ストラップ

■オススメアイテム：除霊も可能！?携帯ストラップ版おばけ探知機（ITmedia Ｄ Select）

たまりません。

光だしたらその場から逃げます。

ガチャピンと携帯

■“ガチャピン”ケータイ誕生(ITmedia D モバイル)

うわー、こりゃやばい。

これまでSONY EricssonやPanasonicのケータイで着せ替えパネルみたいなのはあったし、Vodafone も本格的着せ替えケータイだしてたけど。ここまでキャラ立ちしてるのはたまらんね。

しかも、ガチャピン一日店長イベントもあるらしい。

ラジオ＋ＩＳＰ ？

■ＦＭラジオのＪ―ＷＡＶＥ、ネット接続事業に参入（NIKKEI NE）

うーん。このタイミングでＩＳＰ事業とは．．．。

どういう事業戦略なのか気になりますが、謎の事業。

ＵＳＥＮみたいに、「回線＋独自の音楽放送サービス」を狙いにいけばいいのにね。

でも、ネットの世界だから囲い込んだってうまくいかないかな。

地上波デジタル放送と時報広告

どうなる年末カウントダウン？ 地デジでは「時報」が無くなる、の真相を探る！ / デジタルARENA

日本で最初のテレビＣＭは精工舎（現セイコー）の“時報広告”だったが、地上波デジタル放送においては、これが復活することは技術的に難しそうだ。

こちらも参考にどうぞ。

音楽の発見とラジオの再発見

■ネットラジオサービスのPandora、「音楽の発見」を支援してファンが急増 - CNET Japan

Pandora というサービスは、音楽ビジネスのパンドラの箱を開けているような一方、新しいラジオビジネスのアイデアを与えてくれるような気がする。

ラジオのボトルネックは、チューナーというデバイスを持っていないと聴取者を獲得できないうえに、そのメディア、番組（プログラム）自体のマーケティングが難しい“商品”であることだ。

この Pandora のクチコミベースのマーケティングとビジネス構造は、大きなヒントを与えてくれるはずだ。

広告業界におけるパンドラの箱、をあけた本

こちらのエントリーで紹介した話題の書がついに邦訳でます。

テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0

posted with amazlet on 06.07.22

Joseph Jaffe 織田 浩一 翔泳社 (2006/07/22)

Amazon.co.jp で詳細を見る

ad innovator の織田さんが訳したので、この業界をわからない人が訳したような他の本に比べ相当読みやすい翻訳です。。

僕は一足早くよませていただきましたが、次のようなコメントを寄せさせていただきました。

「この本を読まない時点で、広告業界人としての貴方は死んでいる」

明らかに広告業界におけるパンドラの箱であるが、ここに書かれていることは広告の「真実」と「未来」そして「現在」なのである。つまり“崩壊”は何年も先に起こることではなく、すでに起こっていたことだ。その現象をここまで記述した広告本がこれまであっただろうか。これが出版されると、広告業界に集まる人材はより山師か、あるいは何も考えてないか、そのどちらかになるだろう。むろん山師が増えることを歓迎したいが。

ぜひお読みください。

メディア研究の権威。

■ Professor Roger Silverstone

残念ながら日本ではあまり知られていない、メディア・コミュニケーション研究の大家、Roger Silverstone が逝去。まだ６１歳。。。惜しい人を亡くした。。。

なぜメディア研究か―経験・テクスト・他者

posted with amazlet on 06.07.20

ロジャー シルバーストーン Roger Silverstone せりか書房 (2003/04)売り上げランキング: 169,585

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Television and Everyday Life

posted with amazlet on 06.07.20

Roger Silverstone Routledge (1994/05)売り上げランキング: 347,938

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Yahoo! US、CMを公募

■ ヤフー、広告を一般から公募～投稿作品をサイトで公開 (U.S. FrontLine)

米国Yahoo! がデザインスクールなども巻き込んでCMを一般公募。投稿作品は、video.yahoo.com にて公開される予定。

とのこと。

Consumer Generated Contents が注目され、Youtube が大きなトラフィックを集めるにつれ、「素人投稿映像」がその実力と本質以上の期待値が高まっている。

以前、VWのPolo や iPod の unauthorized advertising が話題になったが、これら映像が出現したのはそのブランドへの愛情のようなものがベースにあるからであって、コンテストがあったから、とか金になるからとかそういう理由ではない。

つまり、「素人投稿モノ」を使ってキャンペーンを成功させるには、

　1)　ブランドへのロイヤリティやエンゲージメントがあること
　2-1)　彼ら一般の消費者が投稿しやすい or 映像を作りやすい環境をつくること
　2-2)　あるいは、それらのメディアリテラシー（この場合映像制作能力）が高い人々を対象とすること
　3)　それらによって集められたコンテンツが拡がりやすいプラットフォーム、シカケをつくること

といった条件が“最低限”必要なのである。　　

もし、Youtube や GoogleVideo を使って、とか、素人投稿というものをキャンペーンに組み込むことを考えることがあったなら、この点をぜひ留意点にして欲しい。

はてな、ではなく、Hatena

■はてなが米国進出，シリコンバレーに子会社(ITpro)

ほんと面白い会社だな、はてな。

多分、ロス・アルトスだと、取締役でもある『ウェブ進化論』の梅田望夫さんのオフィスのそばに作るってことなんだろうけど。

ＵＳから日本に入ってくるサービスはたくさんあるけど、日本からＵＳに出て行くサービスはそうそうない（ああ、昔、電子グリーティングカードをＵＳに送り込んでいたこともありましたね（泣））。

あっち行ったとき、寄ってみようっと。