今年の2月のエントリーでも書いたけど、媒体社が自らの価値を保つためには自社の営業をちゃんと使わないとだめだ。代理店が媒体の価値を守ってくれるなんてことは、特にオンライン広告の場合は皆無に近いので。
で、織田さんのところのニュースから、
■Ad Innovator: IAB、Bain、オンライン媒体ブランド確立のためのアクションプランを公開
織田さんは、上記についてメルマガのあとがきにて、
大手オンライン媒体社の広告在庫が広告ネットワーク経由で売られるものは、直接売られるものに対して1/10程度になるというのが前のIAB・Bainの調査結果であるが、それを受けてどのように媒体価値を上げていくかという話がこのレポートのようだ。先日、JIAAのツアーで訪れForbesでは全く広告ネットワークに在庫の掲出は行っておらず、自社で広告ネットワークを構築している。優良な読者を持つ同社の広告価値を伝えられる自社営業が動かなければならない、という考えのようだ。ESPNも同様の動きを見せているし、AOLなど広告ネットワークを運営しているところが、記者・編集などを雇い入れ自社コンテンツにこだわり始めたのも、広告価値の下落を抑える必要があるからと考えられる。オンライン媒体がブランディングツールとしての重要性を高める中、媒体、広告ネットワーク、広告マーケットプレースの位置づけも変わっていくようだ。
と解説をつけてくれているが、特に、
広告価値を伝えられる自社営業が動かなければならない
という部分は、僕が前職で特に主張し、フォーカスしたところ。
新しいメディアであればあるほど、代理店は頼れないし、一方で老舗の部類であるところでも安売りするのは結局代理店。これを乗り越えるには自社営業の強化しかないんですよ。ほんと。
まったく同感です。
広告価値を代理店にお願いして理解してもらうのではなく、広告主に理解して頂いて広告代理店にフィードバックしてもらう方が、何倍も効果があると感じて実践してます。(広告代理店を経由しなければならない場合)
結果もいいと思います。
特に、我社のような中国産のものは。
投稿情報: Dainosuke★ | 2009年11 月15日 (日) 11:30