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2009年11 月 5日 (木)

コメント

Z会 寺西

こんにちは。
T西ではなく寺西ですが(笑)コメントまで。
#私今回の展開、キッカケ作っただけで制作云々には全くかんでいないんですけどね(^^


◆そもそも論

広告宣伝・販促は、「投入する費用から期待される商品・サービスの認知・興味醸成・直接購買」や「ブランド育成への貢献」という正の側面から「商品への興味逸失」や「ブランドへのマイナスイメージ」という負の側面をマイナスしても「費用対効果が高い」と判断できればやるものですよね。

で、今回の展開で一番重きを置いているのは

「Z会にキャリアアップコースがあることの認知」

です。それくらい受験商材と言うイメージが強い会社ですので。

この効果は恐らくかなりあるのでは、と踏んでいます。
マイナス部分ですが、「商材の購入を止める」可能性があることまでケアしなきゃいけないほど商材がメジャーではないし、ブランド全体への負の効果は相対的に見るとほとんどないと考えています(なぜそう分析するかは企業秘のところもありますので略します)

費用的なところを(まあこれが大きな要素なわけですが)、今回の展開はかなりお得で、展開した後のYouTube再生回数というところで判断してもその認識はましました。もちろんこれから購買の検証と突合せますけど。


◆個別論

タカヒロさんの本ブログの主張は、タイトルの通り「クオリティ」がどこまでブランド意識や購買意欲に正負の効果を与えるか、これはクオリティ悪いんで負の効果が高いんじゃん?ってことかと思います。

まず、僕個人の性格は、演技の下手さとか出演者とかとう視点での「クオリティ」はなーんも気にならなくて、「おもろきゃいい」って感じです。
今回は単独でみるとinteresingというものでもないですが、アメブロ人気ブロガーが初出演という事で、出演者のブログをリピートしてみている人にとってはかなりプラスの映像かと(ここまでファン化されると、タカヒロさんレベルでのクオリティはお構いなしになりそう。出演者のブログにつけられたコメントからもそう感じます)。
で、今回は、そのブログの閲覧者の属性がターゲット商材の顧客とマッチしていると踏んでいます。
(これが「集客」「認知」ですよね。直購買のテとしては一つ(顧客の心理マーケティングとして、今までやりたかったことの1つを)うってあるんですが、ネタバレになると心理マーケティングもクソもなくなるのでここでは公開できません^^)


Web“限定”CMってどこじゃらほい?と思いつつ探したくらいで、LPに小さくのっていますね。
LPを作った某制作会社のWebへのおごりかもしれませんね。(多分うちの担当者は、全体を素読みしてOKだしたレベルだと思います。時間的な制約条件から)
嫌味が出るほど「限定」を強調しているわけでもないので(これは感じ方によりますが)、ま、しゃーないかなあと。

プラス、「限定の価値は一般人にとってどうでもいいから」という言葉だけ見ると、その意見には反対。
「限定」とつけたがる人が考えるほど「限定」って言葉に魔力はないけれど、「限定」って言葉に「つられる」人は相当数いる場合もあります。
たとえば、Z会の商材・サービスは、やっぱり「限定」と銘打った方がこれまで格段に売れてしまう(多用するものでもないですが)。それは恐らく、「Z会ファン」という層が“限定”と言う言葉を見ると買わざるを得ない心境になっちゃうから。で、今回の展開も、「人気ブロガーの閲覧者」にとっては「限定」という言葉に魔力はあるんじゃないかな、とは感じます。
(だからといって、LPに限定を「あえて」入れるかどうか、までは別ですけど)


TVだと、視聴者の属性云々を考えると、今回のものをそのまま使えない、とは感じますが、「Web動画だけ」「メインはブログからの誘引」であれば、今回のタカヒロさんが指摘する範囲におけるクオリティはそこまで影響しないんじゃないかなあ、というのが、個人的な感覚です。

余談ですが、今回の展開は社内の事情として展開することがプラスに働く側面がいっぱいありました。(もちろんそれがお客さんの満足を大きく壊しちゃいけないですけど)
トータルで見て、今のところの予測としては、費用をかけた分のリターンは十分にある(あった)と感じています。

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