1869年の今日、東京~横浜間の電信線架設工事がスタート。ここから事業としての日本の電信電話が始まる。
というわけで少し前に東京・大手町にある『逓信総合博物館』に行ってきたのでその写真をコチラに。
逓信総合博物館 |
広告・メディア・コミュニケーション・マーケティングの仕事についてる人は一度は訪れるべき聖地ですよ。
ちなみに「逓信(ていしん)」の意味ですが、1885年に発足した逓信省ができた際に作られた“造語”で、「順次に取り次いで音信を通ずること」を意味します。昔、電気的な通信設備ができる前、木を組み合わせた信号や、のろし、飛脚、なども含めて、言ってみれば駅伝(これすら通信用語)のようなものだったことから来てるのでしょう。もちろん昔も今も、電話などもそうですが、交換機によって「順次取り次がれている」のですが。
ただ、「逓信」という言葉ができた時代は、電信電話のみならず、郵便も放送・電波も「逓信」の一部、でした。つまり放送も「順次取り次いでいく」ような装置の一つとして考えられていたわけで、数年前の「放送と通信の融合」騒ぎを100年以上さかのぼれば、もともとそれは一緒だった、ということになります(笑)。
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