映像を使った広告には、感情を揺さぶるものがあると実感させられる。
最終的に伝えたいメッセージはひとつかもしれないが、そこに至るアプローチは色んな切り口があるわけで、とりわけこのドイツの環境省とエネルギー開発企業 EPURON が仕掛けているであろうこの映像は、“perception change” という、広告の非常に重要な機能について重要なケーススタディになっている。
さとなおさんの『明日の広告』には「人のキモチを動かすのが広告」であり、検索連動型広告みたいなものは広告ではない、というようなくだりがある。当然広告と言うものの解釈の違いによってこの考え方は変わると思うが、少なくとも後者の“広告”においては人のキモチを動かす、という側面については、(その仕組みそのものの特性もあり)その業種の従事者ないしは広告主は、「買わせる intend to buy」というキモチに移行させるところにばかりを重きを置かざるをえない。しかしこの映像を見ると、「気づき」や興味を発生させてくれる広告というものに出会いショックをうけるだろう、というかうけて欲しい。
コメント