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MSFTのAQNT買収について

■吉と出るか凶と出るか--マイクロソフト史上最大aQuantiveの買収 - CNET Japan

これまで出ている記事の中でもっともまとまっているもの。

やはり注目はaQuantiveの何がMSFTに残され発展し、何がスピンオフあるいは売却されるのか。

クイズ＋ＣＭというフォーマット

■広告ライブラリー「納得コマーシャル シャープに答えて！」：シャープ

2005年の8月から続く、シャープの提供番組で見ることのできる６０秒ＣＭ、「日本一短いクイズSHOW」。

商品のメッセージを流すだけのＣＭに比べ、その商品の特徴にあわせたクイズを最初に持ってきて、アテンションを高めている。

ネットで動画広告を行ううえでも参考になりそうなので、ぜひ↑のサイトから過去のＣＭも含めて見て欲しい。

CNNの台本

■CNN.com/TRANSCRIPTS

アメリカのテレビネットワーク、ＣＮＮのＷｅｂサイト、CNN.com では、番組の原稿をまるごと読むことが出来るようになっている。素晴らしい。

ページの最後には、

TO ORDER A VIDEO OF THIS TRANSCRIPT, PLEASE CALL 800-CNN-NEWS OR USE OUR SECURE ONLINE ORDER FORM LOCATED AT www.voxant.com

とあり、テキストを見ると映像も見たくなる心理をうまくとった戦略のように見える。

ネットで映像を流せない諸事情があるなら、このようにテキストだけ流して、映像については実物ｗｐ送る、というビジネス。日本でもやればいいのに。

買っちゃった。その２

■Microsoft to Buy AQuantive for $6B - Forbes.com

AOL ⇒ ドイツの広告会社買収
WPP ⇒ 24/7 RealMedia 買収

に続き、

MSFT ⇒ aQuantive 買収

今週はすごい。

MSFTのようなsoftware企業が、インタラクティブエージェンシーを買うのは違和感があるが、Google との DoubleClick 合戦に競り負けた結果、購入すべきものが、aQuantiveグループの　Atlas の "AdManager" しかなかった、ということだろう。なので正確には ad server とその配信ネットワークを買った、ということか。

ちなみにＵＳの友人によれば、US ad server 業界における Atlas-AdManger のシェアは20-30%、DoubleClick-DARTのシェアは40％超、とのこと。

USでのインパクトはそれなりに。
日本でのインパクトは現時点ではさほどないだろうが。

ところで、

日本では、24/7 Search は、電通と24/7のジョイント企業、電通アベニューＡレーザーフィッシュはaQuantive傘下の Avenue A Razorfish と電通とのジョイント（というかライセンシーか？）。

複雑な構造になってきてるなぁ。。。

一般的に考えると、ＵＳ側は親会社の意向が強くなる可能性が大きいので、日本側の思惑通りに事が進まなくなるんではないだろうか。この点まで織り込み済みなら相当凄いが．．．。

握り拳と

握り拳と握手はできない。
You can't shake hands with a clenched fist.

by Mahatma Gandhi

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つまり、そういうことですよ。。。

買っちゃった

■WPP Makes an Online Ad Bet

WPP、24/7 Real Media 買っちゃったねえ．．．。

自分でつくる旅行ガイド

■MOLESKINE CITY NOTEBOOKS

ヨーロッパ圏では有名なノートメーカー MOLESKINE が今年から力を入れてる、自分でつくる旅行ガイド"CITY NOTEBOOKS"シリーズ。

旅の経験・空間の経験というのは極めて個人の身体と関係してくるもの。これまでそれを綴るためのガイドブックがなかったのが不思議なぐらい。

６月にはニューヨークや、ワシントン版、来年（えらい先やなぁ）には中国・アジア・日本エリアのも出るらしいが、こりゃ買うね。僕は。

ところで、空間と身体の関係に興味のある人はぜひ「現象学的地理学」の本を読むことをお勧めします。すごく面白いですよ。

まず読むならこの２冊。

空間の経験―身体から都市へイーフー トゥアン Yi‐Fu Tuan 山本 浩 筑摩書房 1993-11売り上げランキング : 104859Amazonで詳しく見る by G-Tools

場所の現象学―没場所性を越えてエドワード レルフ Edward Relph 高野 岳彦 筑摩書房 1999-03売り上げランキング : 115130Amazonで詳しく見る by G-Tools

cci の5%

■メディア企業7社がcciの株式取得 - インターネット広告 - メディアインサイト

あれ。

トランスコスモスって、ダブルクリックが傘下にあるから、クライテリアコミュニケーションズをやってる cci ってグループでは競合にならないのかな。

ＤＡＣ怒らないのかなあ。

いいのかなあ。

まぁトランスコスモスはcciのお客さんだからいいのか。

気になる cci のリリースはこちら。

でもこの数社あわせて５％の株でシナジーって．．．市場の常識から言ってどうなんだろう．．．

まぁ、この話の裏にはもっと事情が想定されそうなんですが、さすがにそれは書けません。

あと、こうやって株を持ち合う傾向が出てくると互いに縛りあって動けなくなってしまって市場の変化に対応できなくなるんじゃないか、という心配は杞憂でしょうか？

休業キヨスクの多い理由

■Ameba News｜キヨスクが都心部で閉鎖続く　苦しい新聞業界

へええええええ。そうだったのか。。。

僕が事業体運営してたらこれがチャンスとばかりにキヨスク買っちゃいますね。

商品の「売り場」としてだけではなく、いろんなプロモーションアイテム／フリーペーパーの「置き場」としていろいろ使い道あるんで。

これまでと違うキオスクの使い方できそうなんだけどなあ。

ＣＡの英断

■サイバーエージェント、SEM事業のCAサーチを吸収合併 - CNET Japan

「ネット系広告代理店御三家」のひとつ、サイバーエージェントの英断。

ほんの４年ほど前に設立したＳＥＭ・ＳＥＯ事業子会社ＣＡサーチを吸収した。
短期間しか存在しなかった会社となってしまうわけだが、「外」に出した知恵を「内」に戻す、という理想的なグループ経営だと思う。得てして、「内」は膠着化するからね。

もともと、ＣＡサーチの岡本社長や通称・“丘”氏とは以前より、「これからは“ＳＥＭ”という事業はマーケティング全体のパーツに過ぎなくなるし、今後出てくる広告はＳＥＭという枠組みだけで捉えていると売りにくくなり、自社の存在意義を問われるはずだ」という意見を交わしていた。

他社の人にも同様の意見を伝えたことがあるが、まずは（？）ＣＡが先んじた、ということか。

ＳＥＭ系事業に関しては、別会社や子会社設立、外資の会社をもってくる、など広告業界には様々な動きがあるが、今後の流れからいって、別のentityとしてあるよりは本流に統合していくべきものだと思います。

なんにせよ、今回のは英断です。すばらしい。

今後３～４年の広告の流れが見えているような気がします。

つか、今は３～４年を見るのがちょうどいい。過去も未来も。それ以上長くても短くても時代の捉え方は、相当センスよくないと見抜けないと思います。