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2006年の主役は誰だったか？

■Time.com: Person of the Year: You
■米タイム誌が選ぶ今年の人、2006年は「あなた」（asahi.com/ロイター）

恒例の Time による Person of the Year。
「今年の人」は「You」、そう「あなた」自身。

コンシューマ・イニシアティブなメディアが増え、影響力を増したことがこの選出につながったらしい。

時代の変化は2006年に「起こった」。
すでにもう過去形。
2007年は、この「既に起こった変化」に対して、特に広告・メディアの業界のような、「Mass」によるビジネスを生業としてきた企業に対し、もっと一人一人の個としての「You（あなた）」と、その個を保ちながらの集団としての「You（あなたたち）」に対するビジネスに向けて大きな変換を求められる年になるだろう。

来年2007年は、きっと既存広告代理店のこれから先10年を占う年になるはずだ。

大手広告代理店の模索

■ネットと既存媒体融合の広告新組織　博報堂ＤＹ（Sankei WEB）

この流れは今後もっと増えてくると思う。

こうした組織ができるのが、いいとか、悪いとか、そういうことじゃなくって、こういう風にもがくこと、そのアクション自体が非常に重要なんであって、その中から、道が広がるんだろう。

今の時代、むしろ、何もしない、のが一番の罪だ。

Web 2.0の流れが生み出したクチコミマーケティングの必然性

■Web 2.0の流れが生み出したクチコミマーケティングの必然性

以前、池田紀行（株式会社サイバーブレッド）さんとタカヒロノリヒコ（mediologic.com）名義で一緒に書いた記事がWeb上に掲載されています。

ご興味のある方どうぞ。

ソフトバンクがCCI株を

■ソフトバンク、ＣＣＩ株を売却 (IT+PLUS)

前々から噂になっていた、ソフトバンクのＣＣＩ株売却の話、ついに。

おそらくはこれまで同様のソフトバンク流の資産売却による＊＊＊＊になるのかと思うが、もともと CCI は電通とソフトバンクによって、Yahoo!を効率的に売るために作られたようなもんだ。しかしそれが、Ｙ！の枠をＤＡＣ他も扱うようになった結果、ソフトバンクにとってのＣＣＩの価値があまりなくなっていたのは誰もが知る事実。ソフトバンクとしては抜け時を探していたのだろうが、ソフトバンク・モバイル設立による財政負担の結果、ついにここで、、、ということか。

さて、野村證券を通じて、１６２億円分ものＣＣＩ株が売却されるわけだけれども、果たしてどこが買うのか？

使うのは人間自身

■「新技術の開発、どうして罪に」ウィニー判決受け被告（asahi.com）

どんな技術・モノであっても使うのは人間。

クルマであれ、ナイフであれ、それらは凶器になりうる。いや、携帯電話ですら人を殴るための鈍器になりうるかもしれない。しかしそれらを作った者を責めるべきなのだろうか？

写真が世に出たとき、人々は魂を吸い取られるといった。
電話が世に出たとき、人々はコレラがうつると電話しなかった。
漫画は焚書の憂き目にあったときもあった。

P2Pというインターネットのインフラ問題を解決する技術に水を差す、今回の判決。いかがなものだろう。

技術発展について妨げとなる悪い判例となるやもしれないので、高裁でぜひがんばってもらいたい。

P2Pと携帯電話

■BitTorrent，映画／TV配信で21世紀Foxなどメディア大手各社と提携：ITpro

上記のように最近、エンタテイメント業界にもついに受け入れられはじめた P2P コンテンツ配信プラットフォーム BitTorrent が、クライアントソフト開発企業を買収。

■BitTorrentがクライアント・ソフト「μTorrent」を買収，テレビや携帯電話にも進出へ：ITpro

この買収で、BitTorrentはパソコン向けだけでなく、テレビや携帯にも組み込みシステムを提供していくらしい。

テレビや携帯はパソコンに比べると、起動している時間が長いし、デリバリー型の配信に向いている。たとえば、テレビの場合、セットしておいた映像が自宅に戻るとダウンロードされているとか、携帯は、常に wireless ながら、ネットワークにアクセスできるので同様のことが可能。

特に携帯は、“インターネット的でない”ネットワークなため、互いの端末がP2P的につながることは今はない。また、各端末がそれぞれの基地局につなぎにいくために、混雑に対応するためには、基地局を増やすほかない。しかし、P2P的コンセプトだとこの点も解消できるのではないだろうか（とはいえその場合の某収入は。。。どうなるかな）

住友商事の広告事業

■上映直前狙い映像関連広告・住友商事がシネコンに導入(NIKKEI NET)

商社が広告事業を狙うケースは昔っからあるんだけど、うまくいってないことが多々。でもこれはうまくいくかも。

映画のデジタル化にともない、フィルムでＣＭを用意する必要もなくなってきてるので、コストを抑えることが広告主サイドもできるようになってきているし。

あと、なによりも、もともとＴＶＣＭの原点は映画の幕間に流れる広告だったから（だから映画祭のカンヌで広告祭がある。もともと一つのものだったし）、こうした事業は先祖がえりっぽくって興味深い。

あと、やっぱり、広告ビジネスはすでに広告会社だけのもの、ではなくなってきていますね。。

営業も１００案よろしく

さて、今回は、自分が営業系と企画系とやってきた経緯から、ツッコミいれてしまいます。多分、営業経験者は共感し、制作会社の人々も共感し、しかし、広告会社の制作の人の中には憤慨する人がいるんじゃないでしょうか。

＞あ、営業も火曜日３時まで１人１００案ね。広げて、広げて。（広告深夜族より）

制作の人で、↑のようなこと言う人よくいますが、営業には営業の仕事があるわけでそれだけで相当忙しいにも関わらず、会議のときに「営業からの案はないの？」っていうデリカシーのないＣＤ（クリエイティブディレクター）なんかがいて、「ほっといてくれ、お前らでちゃんと考えろよ」、って思われてることに気がつかないのはなぜなんでしょう。これって、制作が「営業の人間も、制作の仕事に憧れてるんだろう？」的見下しをどっかで持っているからかなぁ。で、営業が案を考えてきてもしその案が通ったら、その分その企画会議の制作スタッフの給料、無し、とかならアリだとは思うんだけど。あと、企画は誰でも参加できる、とか、体のいいこと言うＣＤとかはたくさん見てきたが、そうとう営業の出した案のほうがイイじゃんと思っても、ボツにして、結局ダメ案で推し進める人なんていたぞ、結構。

むしろ、「企画は俺たちがしっかり考えるから、安心しろ」っていってくれるＣＤがほっとんどいないのはどうなんでしょう。。。（あと、営業も制作に対してへえこらしすぎのときも確かにあるよね．．．、大事にしすぎっていうか、桃並に傷つけないような対応するもんだから、それが助長してるともいえなくもないか）

Picasaウェブアルバム日本版ついにスタート。

Googleの画像管理ソフト Picasa のweb版がついに日本でもスタート。

こちらから。

※ Picasa 自体をご存知ない方はこちらから。

超・便利。

AOLの最近の動き

■AOL Might Buy an Online Advertising Company (MarketingVOX)

えー、オンライン広告の会社、買うの？？？買っちゃうの？？？