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Yahoo! x Tivo

■Yahoo Plans to Connect Services With TiVo (NewYorkTimes)
■Yahoo Meets TiVo (PCworld)

えーと、今ＮＹにきています。恒例のad:tech NY に参加です。

さて、月曜の朝、NewYorkTimesを開いたところ、Yahoo!がTivoに近づいているというニュースが！！

ざっと見た限りでは、Yahoo!のテレビ番組表とＴｉｖｏの連動とか。
Yahoo!からＴｉＶｏで録画する番組を録画予約できる、ってことだとは思いますが、それ以外も考えてたら面白い（あんなこととかこんなこととか）。いずれにせよ、Yahoo!の頭の中にあるのは、GoogleがＴＶや動画に進出しそうってことでしょう。Ｇが動画検索をもっと進歩させたらＤＶＲとの連携は、まぁ妥当な線だし。
あと、NewYorkTimesの記事によると、Yahoo!はＰＣ以外のメディア、携帯やテレビその他と連携し、それらのメディア利用の際の「窓」になろうととしているということ。つまり、「インターネットメディアのポータル」だったのが「すべてのメディアのポータル」になろうとしている、ということ。

また、TiVoにとっても、当初彼らのサービスについていろんな非難などはあったものの今では多くが認める新しいメディアサービスとして定着し、現在ではいろんな衛星放送・ＣＡＴＶなども同様のサービスを開始していて相当な競争環境になっている。なので、Yahoo!のように多くのユーザーを抱えるところと連携し、差別化 differenciate したいはず。

そこで、この提携、というわけ。

日本だと「放送と通信の融合」ってのが耳にタコができるほど、ニュースになってますが、別に融合しなくても（個人的にはメディア同士の融合は”ない”（＝ありえない、うまくいかない、ひつようない、など））、こんな感じで互いに連携すればいいだけなのにね。

またひとつ宇宙ビジネス

■ 宇宙空間にメッセージ　近畿大教授らがビジネス化構想 (asahi.com)この見出しから、『宇宙からのメッセージ』というスターウォーズ・ブームに乗っちゃってできたと言われるむかーしの東映（だったかな？）のＳＦを思い出したけれども、まったく関係なかった（笑）　ま、そうか。しかし、これ、これまでで一番低価格設定の宇宙ビジネスじゃないかなあ。うーん、メッセージカードはすべて燃え尽きるのだろうか。少しばかりが宇宙の彼方に飛び散って、ボイジャーに載せられたレコード盤みたいに、宇宙人へのメッセージとかに取られたらどうなるんだろ（でも書いてあるのは”結婚おめでとう”とか”いつまでも一緒にいようね”的なメッセージだったりして。。。）。

真っ平らな世界

"The World Is Flat: A Brief History Of The Twenty-first Century"

この本、非常に注目の本です。
アルビン・トフラーの『第三の波』クラスになるかも。

information technology の普及によって、アメリカがインドに outsource するなど、世界中どことでも仕事ができる「平らな世界」という新しいエコノミーが生まれていて、21世紀はそういう時代、ということが書かれた本。すでにコロンブスが発見した「丸い世界 the world is round」ではなく、グローバルエコノミーは地球を同じ地平にした、ということですね。”21世紀の歴史”というサブタイトルもいけてます。

「メディア／コンテンツビジネスの未来とメディアの四類型」で書いたような、グローバルエコノミーの変化によるメディアビジネスの変化も、この本からのインスパイアでもあります。

邦訳がいつでるかわかりませんが、原書も比較的読みやすいです。オススメです。

国立リヨンオペラ座バレエ団所属太田垣悠のコトバ

たまたまNHKの「トップランナー」という番組の再放送を見ていると、太田垣悠という国立リヨンオペラ座バレエ団所属の日本人ダンサーがインタビュイー、１６歳で渡仏し今２２歳。しかし、すごいカッコいい。来年日本での講演もあるそうだから、ぜひ行ってみたい。コンテンポラリー・ダンスって面白いんだよね、インスタレーションみたいで。で、その太田垣悠が友人になんていわれてるか、という質問に対し、「誰かに似ているって言われたことはないんですけど、仲間うちからは砂糖みたいだと言われたことがあって、コーヒーに入れると見た目は同じだけど味が変わる。そんな感じと言われた」今後どうなりたいか、という質問に対し、「こういう感じだよね、と言われるとそれを裏切りたくなるというか、常に白紙でいたい。そういう意味でクリエイティブなダンサー」という、うーんカッコいい。ダンスもカッコいいし。

地域限定注目番組 in 横浜・神奈川

■みんなが出るテレビ（テレビ神奈川）すごい注目してる番組です。とくに「みんテレプロジェクト」というコーナーのＮＰＯプロジェクトや商品開発プロジェクト、ヤバいです。普通の女子大生がレポーターとして出てるんですが、普通なんですが、真面目な部分が多くて、ヤバいです。ほんとに。普通の女子大生が、ＮＰＯや新事業・新商品開発についてプレゼンしてます。キー局番組がどんどん○○な番組が増えている一方、裏でこんな番組が出てきているとは．．．。見れるエリアの人、チェックしないとダメ。

ほかにもこんな番組やこんな番組が．．．。恐るべしＴＶＫ・テレビ神奈川。

Google、何かが始まる？？？

11月3日日本時間夕方、一時的に google サーバーが落ちていた。復帰後、ふと、http://base.google.com/に行ってみるとまだログインできないもののページが存在するし（少し前までは Not Found だった）、MyGoogleも日本語化されているし、いつのまにかOrkutも日本語化されている。うーん、一体何が始まるんだろう．．．少なくとも、これは氷山の一角、だろうが。相変わらず。

Google で、「人生、宇宙、すべての答え」を計算してみる

計算結果よくわからない人はコチラとコチラを参考にしてください。

もっと知りたい人は、コチラとコチラを参考に。

ティム・オライリー WEB2.0の日本語版

■Web 2.0：次世代ソフトウェアのデザインパターンとビジネスモデル（前編）

Tim O'Reillyの WEB 2.0 に関する論考の日本語訳がついに登場。

これ読んでおかないと時代について行けないこと必至、です。

英国プレイボーイの Viral Video

■ Playboy.co.uk: Behind The Scenes男性誌のトップ Playbot のUK版が公開している Viral。バカ受け。ちなみに Playboy.co.uk は独自のブログも展開しており、今後の動向にも注目したいメディア。

think big, act small

ここでも書いたような変化が起こって、クラッターが進んで、これまでの「大きなメディア」が相対的に価値が低くなると、エージェンシーの規模が関係のない時代がくるかもしれない（といっても、”今”の中小規模のエージェンシーにスポットライトが当たる、というわけではない）。むしろ、コンシューマとの connection や engagement についてプラニングできるエージェンシーが生き残る、のだろう。と、考えると小回りの効く”新しい広告思想”のエージェンシーが生き残るだろう。たとえば、ジャック・セゲラが６０-７０年代のパリで、ピュブリシスなどに戦いを挑んだように。考えることは大きく、そして小さいから小回りが効くような。そんなエージェンシーの時代が近いような気がする（当然そのためにはそういうことができる人材が必要だが）AdAgeが "SMALL AGENCY DIARY"というブログを始めたのもそうしたモメントなのかもしれない。from Adrant "Ad Age Launches 'Small Agency Diary' Blog"

あと、この本お勧めです。現在のRSCGの礎をつくったジャック・セゲラの『広告に恋した男』。広告業に従事する人にはみなに読んでほしい本。