昨日、デジタルガレージさん主催のカンファレンスに行ってまいりました。
お目当ては、伊藤穣一さんの、
『ネットコミュニティ/ブログの未来~次なる10年を考える~』
でした。
伊藤さんは、この10年ぐらいデジタル業界に触れたことのある人なら、知っていて当然なカリスマ中のカリスマで、日本のインターネット・インフラのパイオニアが村井純先生だとしたら、”インターネット・カルチャー”のパイオニアが彼です。
さて、伊藤氏の話は「基本的にインターネットはオープンである」というところに大テーマが置かれていました。
歴史的にみると、
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ETHERNET ------ Connecting Computor
↓
TCP/IP ------ Connecting Network
↓
HTML ------ Connecting Contents
↓
BLOG ------ Connecting People
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という流れで発展してきた、と。で、常にオープンなもので発展してきている。
それをいくつかのキーワードであらわすと、
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OPEN
SHARING
BOTTOM-UP
THE COMMONS
FAN SUBS AND FILE SHARING
CREATIVE COMMONS
TAGS
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僕的には、最後のTAGSがどうなっていくかが気になりますね。Wikiのような「場所」はみんなが自発的に定義を書いていきますが、TAGGINGをするには、共通の認識・カルチャーetcが必要な気がするので、逆にそこで生じたズレがこれまでと同様のカテゴリーではない新たなカテゴリーを生み出しそうな気がします、伊藤氏もそういう話されてましたが。
make sence だったのは technorati と google の違いについて、ポロっと言われていたことなんですが、
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google は図書館、 technorati は時間別に分かる”今”の検索
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わかりやすい。ってことは、google + technorati がいいってことじゃん(笑
で、もともと自由な場だったWEBが商用利用が進み、一旦WEBの進化が止まった、らしい。
そういやそんな感じがする。gopher とかで、アメリカの本屋につないだあのドキドキした感じないしね。
そこで、WEB2.0という概念の登場。つまり、”WEBがバージョンアップされる”というようなこと。
そのWEB2.0のキータームは、
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・OPEN NETWORKS
・MICROCONTENTS ANS SYNDICATION
・REAL-TIME WEB
・OPEN SOURCE
・TAGS AND EMERGENT CATEGORIES
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ふっふっふ、やっぱりそんな時代が来るか!
他にもいろいろ刺激的な話されたんですが、まぁその辺は、各メディアの記事でお読みください。
ちなみに、、、、、このカンファレンスでいただいた、「CONTEXT files」という冊子はネットの10年の歴史の詰まった非常にすばらしいモノでした。
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