僕自身、学校で習う戦争教育というのはどうも好きじゃなかった。というのもうちの祖父母や父母が語る戦中戦後の話のほうがリアルだったし、加えて学校で習う戦争というのはどうも左よりの匂いというか、「正しく」捻じ曲げられた感が子供のころから否めなかったからだ。
著者の西牟田靖氏は僕と同じ1970年生まれ。
なのでおそらく同じような教育を受けてきたんだと思うけれど、この本を目にして、僕ら自身も語り部になれるのだということを感じた。というのも、戦争は終わったけれども、50年経っても痕跡は色んなところにあるのであって、それらは今も僕らに語りかけてくるわけだし、むしろ「敵国がいない」今の僕らのほうが新しい視点で戦争を見れるのではないか?と。
色々深く考えるきっかけになる本なので、1970年付近以降生まれ、必読の本としてオススメしたい。
突然失礼いたします。
貴ブログでご紹介いただいた書籍『僕の見た「大日本帝国」』の著者、西牟田靖と申します。誠に遅ればせながら、ご紹介賜りありがとうございました。おかげさまで、このたび姉妹篇『写真で読む 僕の見た「大日本帝国」』を刊行することができました。(2/23発売)
前作をお読みいただいた読者のみなさまから寄せられた「もっと写真が見たい」との声に応えるべく、未公開の写真約400点(うちほぼ半数はカラー写真)を掲載し、新たなエピソードを全編書き下ろしたノンフィクション作品です。不躾とは思いましたが、ぜひご高覧いただきたくご案内申し上げました。
もし機会がございましたならば、書店店頭にてお手にとっていただければ幸いに存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。
末文ながら、ますますのご健勝ご活躍を祈念しております。
西牟田靖拝
投稿情報: 西牟田靖 | 2010年2 月16日 (火) 02:18