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2003年10 月 7日 (火)

コメント

rio

海外で日本の番組をみる為のTV録画サーバーの販売サイト。シリコンバレーで話題になっています。
http://www.watchjtv.com

ダン

シリコンバレーで話題になっているそうなのですがWATCTVの技術ですかね? リモートアシスタンスでルーターチェックしてるのかね?あんなんもの知識が無くても誰でもできるもんですね。 
商売にするとは理解できない。金だしてあんなポンコツサーバー用スペックマシン買う奴いるのかな? 
まねきの場合は著作権違法に近いと思います。 ストリーミング配信だからOKっていうことなんだろうけど、DLできるのは当たり前。 事実ソニーの例のTVから録画できるソフトがフリーで出てるしね。 他人の録画の助けをして金稼いでること自体違法だろう?

タカヒロノリヒコ

ところが現行の著作権法では違法か否かの区別が難しい領域なんですよ。
著作権法で言えば第2章23条の第一項の公衆送信権の解釈に関する問題なのですが、これまでは「不特定あるいは特定多数」に関して定めていたんですね。

でインターネットが出てきて一部改正になって、「自動公衆送信権」というものが出てきた。公衆の求めに応じて自動的に送信すること(=つまりオンデマンド)についても権利を認められたわけです。

で、一方でテレビ番組などを国内にあるメディアに私的に録画することは認められているわけで、ソニーの提供するサービスの場合は、あくまでも個人で買って設置してくれ、という話なので「私的利用」になる。まねきTVや録画ネットの場合も彼らの主張そのものは、「録画を代行する」というサービスではなく「テレビパソコンの運用保守」とあり、テレビパソコンは”販売”をしているのであり保有者は購入者であって自分たちでないということから非常にグレー。

しかも今後はテレビパソコンを同一箇所に集めるハウジングサービスではなく、(日本国内の)自宅に設置できるテレビパソコンを売り、それを介して海外への送信をユーザー自らできる環境を販売する(=ソニーと同じような製品・サービス)としています。

僕自身は著作権法や隣接する法律については業務上必要であったので勉強しましたが、当然専門家ではありません。しかし一方で、メディアの進歩が現行法の枠を超えてしまっているのは否めないし、せっかくニーズや新しいビジネスの可能性があるにも関わらず、古い法律で封じ込めてしまうのは、エコノミー/産業の発展に逆行するものと考えます。当然「守るべきもの」は守る必要はありますが、音楽業界がP2Pの出現で変革を迫られたのと同様に、放送業界も変革を迫られているわけで、むしろ"まねきTV"や"録画ネット"、"WatchJTV"の行うサービスを違法にするのではなく、局を超えて自分たちがサービス提供者になってしまえばいいのではないか?と思うわけです、音楽業界同様。新しい波が出てきたとき、その脅威の裏にはきっと新しいビジネスチャンスがあるハズです。

ちなみにインターネット関連の著作権についてはこのあたりがまとまっているので参考にされるとよいかと。

よかったよ

WATCTVの技術ってLINUXを搭載してるからWINDOWSみたいにメモリーもくわないし、最小限ですむのでは?私最近購入しましたけど、リモートアシスタンスなんて野暮なもん使ってませんでしたよ。使いやすいし、サポートは非常に迅速でよかったです。

れれれのれー

○○責任"編成"放送局、なんてできたら楽しいかも。
コマーシャルまで編成しちゃうの。コマーシャル好きにCMスキップは考えられないから、朝から晩までコマーシャルしかやってない放送局もできたりして。

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