残念ながら、電通も博報堂も、ネット広告業界の実態がわかっていないようだ。。。
メディアレップやネット系広告代理店がアワード狙いで、一部のポータルサイトの媒体枠ばっかり何年にもわたって売り続けた結果、日本のネットメディア業界は米国のように高い価値を持つメディアが複数乱立しているような状況を望めなくなった。
結果として、売れるメディアは限られてしまった。
そのような状況の中、ネットメディアの媒体ビジネスが、この記事にあるような規模まで増やせるかどうか?いやあ、どうかな。気概としては非常に理解はできる。しかしながら、実際、その額に到達するような売り物は作らない限り、ない。
もっと早く気づいて、これまで他のメディアにやってきたように、「新しいメディアを育成する」ことをやってくればこのようなことにはならなかっただろうのに。
残念ながら、ネット広告業界を育成する吉田秀雄のような人材が電通からも博報堂からも生まれてこなかった。結果、このような実態を理解しないような強化策となってしまったのだ。。。
そうなんですよねー
元々広告畑じゃなく、30歳を超えて初めて「広告宣伝」の担当になった自分からすると
「なんでぇ、誰かに作ってもらったメディアを売ってるだけじゃん、なんでそれで代理店って給料高いんだ?」
としか思えないもん。
逆に言えば、自分でメディアを作れれば費用対効果も高くなるってことでも、「自分でメディアをつくればいいじゃん」って発想に行き着かない広告主が多いって証拠ですな。
投稿情報: Z会 寺西 | 2009年11 月23日 (月) 19:33
元広告会社、いまメディアの立場から。
広告屋の仕事のなかで、メディアバイイングは、
売上構成比は高くても、主ではないですよね。
プランニングに比重がかかっています。
お得意様がメディアを作らないのは、リスク背負えない
ということではないでしょうか?
失敗したら、ブランドにマイナスに働く。
よそのメディアで広告してる分には、失敗しても
スルーパスされるだけですから。
あと、日本の広告主は、正直、もう新しいメディア
にチャレンジできないのではないか?
なんか数字ばっかり追いかけて、肝心な戦略やメッ
セージの議論が抜け落ちていることを、現場で
ものすごく感じます。
なので、確実な媒体しか売らないし、売れないのが
現実のような気がしています。
ちょっと偏見でしょうか?????
投稿情報: nk | 2009年11 月25日 (水) 10:21
ネットだと細かく分析できてしまうので、どうしてもセグメントをかけすぎてしまいますよね。それで先細りすぎているクライアント、もしくはボリュームが欲しくて、結局いつもグラパネ主義の会社もありますよね。
私は寺西さんの考えに賛成で、メディアで解決できないうちだけのセグメントニーズを作るには、自社メディアが一番居心地が良く自由度が高いのかなと思います
投稿情報: 尚美 | 2009年12 月 1日 (火) 01:02