なんかさびしい話。
最盛期には、『科学』と『学習』あわせて670万部もあったという。
それが1979年のことだというから、ちょうど僕はその時期に読者だったということだ。
学研側は、「学習塾などの即効性で成績のあがる勉強法」に世の中がシフトしているというが原因だとコメントをしているらしいが、なんかどこかの業界の話を聞いてるようだなあ。
ところで、現在でも“学研のおばちゃん”は2万人弱いるらしく、これらも削減されていくらしい。また、すでに月刊から年四回刊になっている『学習』の動向もどうなることか。
学研は企業体としてはすでにシンガポール系の投資ファンドのほぼ支配下にある。
こうした「不採算事業」の清算をしなければ社長の解任を求める、などの提案をしていたという背景も今回のニュースの裏にある。
なんとも時代の変化。
※ちなみに全家研のポピーのほうはどうなのだろうね。資本金が2000万円でしかも全額一社からの出資(=新学社の子会社)ということもあり、ドリルを中心に販売しているから学研と比べると(就学人口の低下という外部要因を除けば)市場の要請と合わせてこのままいくのだろうか。驚いたことにこの新学社、向井去来で有名な京都・落柿社も譲り受け、管理しているらしい。
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