mediologic.com - reboot

「広告業」でない会社が「広告」マーケットを拡大する

■isologue: ネット・エコノミー解体新書（第2回” グーグルは「広告業」ではない”）

あえてこちら側にＴＢ．

この記事、すごいいい記事だと思います。

僕が転職するにあたって、広告「業界」の未来は意外と明るい、と気づいた点などが盛り込まれています。

従来の広告業界と新しく生まれてきている広告マーケットの本質について、きっと広告業界の人たちの間ではなかなか気づかない視点が入っているのではないでしょうか？　この文章書いたの、会計士さんですからね。従来の広告脳では、もはや新しい広告の世界は作れないような気がします。

Google誕生 ―ガレージで生まれたサーチ・モンスター

posted with amazlet on 06.08.16

デビッド ヴァイス マーク マルシード 田村 理香 イースト・プレス (2006/05/31)

Amazon.co.jp で詳細を見る

これぞ、コンタクトポイントにおけるクリエイティブ

■ファイザー、渋谷パルコ女性トイレに便秘薬のニッチ広告 - シブヤ経済新聞 - 広域渋谷圏のビジネス＆カルチャーニュース

これは、超すばらしい。

コンタクトポイント（タッチポイント）発想でのクリエイティブ・プラニングの“正しい”方法は、単に「そこに人がいるから」といった、これまでのマスと同様の“リーチ”的発想からのコンタクトポイント・メディアプラニングからは決して生まれてこない。

大事なのは、「ターゲットとする消費者がその商品へのベネフィットを一番感じるのは、どういうタイミング、どういう場所でなのか？」から、コンタクトポイントを発想することになる。

これは単なるデータからは現れてこないケースが多い。むしろプランナーの自由な発想から仮説が生まれ、それをバックアップするデータがあとからついてくる、といったものとなる。

ブランド価値を高める コンタクト・ポイント戦略

posted with amazlet on 06.08.12

スコット M. デイビス マイケル・ダン ダイヤモンド社 (2004/03/11)

Amazon.co.jp で詳細を見る

ヴァーチャルリアリティ、リアル体験

■GOLFZON

ヴァーチャルリアリティという言葉はもうものすごーく古い言葉な感じがするけれど、ここまでリアルになると、実際の体験とおなじようになってくる。

つまり、もう「仮想」か「現実」か、という議論すら、まったく意味がない。

「これは仮想のものだけど、実際の体験に匹敵する」というのが正しい解釈か。

人脈サイト

■グーグル、米ニューズと提携・人脈サイト検索(NIKKEINETニュース：スマートウーマン)

新聞業界は「万人がわかるように」様々な英語を日本語に“開いて”くれる。

たまにトンでもない訳語や解釈になってるケースも多々見受けられるが、今回、SNSのことを「人脈サイト」と訳していた。

はぁ、なるほど。

番組への関心度調査とTVCM

■トヨタが米テレビ界に一撃「印象に残らない番組はダメ」 (日経ビジネス オンライン)

「CM視聴率」よりももっと踏み込んだ「番組関心度」の調査によって、広告スペースの価値を図ろうというもの。

TOYOTAの規模でやると、、、結構データが集まってしまうかもね。

著作権侵害とファンコンテンツとの線引き

■「ファンムービーは削除するな」――LucasfilmがYouTubeに要請 (ITmedia)

著作物を許可無く使うのは著作権侵害ですが、それにあたらないファンが作ったファンムービーは残してしかるべきものです。

という話。

これは、Lucas film 偉いなあ。

"TV Anywhere" 法的に一歩進んだ、TV2.0

■[ネットテレビ]ＮＨＫ中止申請に「違法でない」　東京地裁（毎日新聞）

ついにこの判決がでました。

これに関連するエントリはこちらとこちらをご参照ください。

彼が日記をつけはじめた、ブログで

■ガチャピン日記

うわ、やばいよ。これ。

いい。

ちなみにムックは書いていないの？

"民"の意見

■Yahoo!投票～亀田興毅が判定で世界タイトルを獲得。あなたの判定は？

メディアで報じられた判定に対する“民”の意見。

メディアは公正で、正しいことを伝えるのであって、「インターネットは便所の落書きだ」といった某TBSに迎合した著名キャスターは、この票数に対して、どのように反応するのだろう？

Wikipedia が、正悪あわせてさまざまなキーワードについて“妥当な”解説をしているように、“民”か“権威”か、ではなく、むしろその両者や、あるいはそれぞれの中でのコモンセンスが共有される時代になってきている、ということか。

それを理解できず、「俺たちの言ってること、取材してることは常に正しい“ハズ”」と言葉に出さないまでも信じきっているメディア側のことを、消費者が理解できない、拒否するのも理解できる、でしょうね。

無料サービス時代

■米タイムワーナー、「ＡＯＬ」9月から無料に

タダほど魅力的なキラーサービスはない。

ＡＯＬは日本においても、無料のＩＳＰとの戦いの場にあったことがその昔あった。すでに懐かしい。

しかし、これだけ常時接続状態がどこのサービスでも手に入るようになると、ＩＳＰというビジネス自体が危ぶまれない。で、それらのサービスを縮小し、無料のポータルサービスへ、と。

となると、そこで広告マーケットがまたにぎわう。

世の中に無料サービスが増えれば増えるほど、そこに広告ビジネスのチャンスが拡がる、という法則がそこにはある。

マス４媒体は減少したけど、新たな広告マーケットが市場を潤してくれると願いましょう。